マニトバ州の地理

マニトバ州の場所マニトバ州は、約65万平方キロメートルの面積があり、カナダのほぼ中央に位置する州です。約120万人(2008年)の人口を擁します。大分県民が日本の2倍の土地に住んでいるような感じです。

ウィニペグ市「マニトバ(Manitoba)」とは、北米の先住民であるアルゴンキン族の言葉で「魂(spirit)」という意味の「Manitou」から由来し、マニトバ州は1870年にカナダでは初めて準州(territories)から州(Province)となっています。北極海に港をもっている唯一の州でもあり、州都は人口約70万人のウィニペグ(Winnipeg)です

ウィニペグ湖マニトバ州は湖の州とも呼ばれるほど湖が多く、その数は11万湖以上に上り、面積の14.5%(約9万5千平方キロメートル)を占めています。
その中でもウィニペグ湖の東岸は、開発がほとんど行われておらず、清澄で人の手が入っていない世界で最も原始の状態に近い水域の一つであり、世界遺産候補になっています。

一方残された85.5%の地表の約半分(48%: 26万3千平方キロメートル)は森林地帯であり、松、トウヒ、カラマツ、ポプラ、カバノキ、センダンが蔽っています。
松トウヒカラマツ
農業は州南部で行われ、牧畜が行われたり、穀物や油料種子が栽培され、ヒマワリの種と乾燥豆の栽培高はカナダ一です。ポプラカバノキ1964年から「ヒマワリ祭り」を行っているアルトナ(Altona)はカナダではヒマワリの聖地のような扱いを受けているようです。ジャガイモ栽培も盛んなマニトバ州は、カナダ全体の12%の農地を持っています。

マニトバ州は、概して平坦な州で、最も高いところでも海抜832メートルでしかなく、ライディング・マウンテンのバイソンそのような所にライディング・マウンテンやペンビナ・ヒルズなどの「小高い」地域があります。
このため、降雨量も少なく、ポーテージ・ラ・プレーリーは春から夏にかけてカナダでもっとも晴天が多く、ウィニペグは年間晴天日数でも、冬季・春季晴天日数でもカナダで2番目の都市です。

マニトバ州の気候は極端な気候です。1月~2月には北西から北極圏の高気圧が南下し、7月~8月にはバミューダ高気圧がメキシコ湾から北上してきます。
場所により湿度は大きく変わり、気温も冬には-40℃になるところもありますが(トンプソン)、夏には30℃を超します。
南西部は「半乾燥中緯度ステップ気候」であり、他のマニトバ州の地域よりも乾燥が激しく干ばつになりがちな地域です。冬は風が強く、ブリザードが吹きとても寒い一方、夏は暑く湿度が低い地域でもあります。
他の南部マニトバ州の町(ウィニペグやウィンクラー)も同様の気候ですが、多湿である点が違うようです。とは言っても、日本人やドイツ人の多くの人は乾燥肌に悩む一方、ケニヤの人たちには多湿でやりきれないというように、体感の程度は民族によって大きく変わりそうです。

エリーに近づいてくる竜巻(まだF4。このあとF5になる。)南部のマニトバ州では信じられない大きさ(野球ボール程度)の雹が降ったり、砂嵐などの様々な嵐が来ますが、「竜巻通り」にも位置しています。毎年2~3の竜巻が発生しますが、2006年には15回も竜巻が発生し、2007年6月にはF5(風速120~140m/s: 映画『ツイスター』で言う神の指。自動車が飛び建物も樹木も根こそぎさらわれる。)規模の(カナダ史上最大の)竜巻が発生し、ウィニペグから40キロメートルしか離れていないエリーの町を破壊しています。家が数軒吹き飛ばされましたが幸い犠牲者はありませんでした。

[世界標準北米英語 = 実践英会話 = World Communities Club]