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カナダが「誕生」したのは、1867年ですが、ブリティッシュ・コロンビアがこの英領「同盟」に加わったのは、4年後の1871年です。
この「参加」の理由は、政治的なものというより経済的なものでした。
当時のブリティッシュ・コロンビアは、ゴールド・ラッシュにより急激に人口が増えていたのですが、人口の増加は、財政を急激に悪化させ、また政府による公共サービスへの必要性をも高めていました。そこに、ゴールド・ラッシュが終結し、恐慌が起こり、アメリカ合衆国と国境を接していることへの不安も加わった所にカナダが手を差し伸べたのです。
カナダ政府は、カナダ太平洋鉄道をブリティッシュ・コロンビアまで延長敷設すること、ブリティッシュ・コロンビアの借金をすべて引き受けるという条件を飲み、ブリティッシュ・コロンビアは晴れて6番目にカナダの一員となったのでした。
ブリティッシュ・コロンビアの人口は、鉱業、農業、林業、漁業が発達するとともに増え続け、様々な町が栄えて行きましたが、特に漁業と林業は海岸に人をひきつけています。その中でカナダ太平洋鉄道(CPR: Canadian Pacific Railway)が1885年に開通すると、ブリティッシュ・コロンビアの豊かな物資は東に輸送されるようになり、カナダ太平洋鉄道の終着駅はバラード湾(Burrard Inlet)に置くことに決まりました。カナダ太平洋鉄道の終着駅ができたことで、この一帯の地域はバンクーバー市として1886年に統合されたのです。
鉄道の開通と産業の発展は車の両輪となって人口の増加をさらに加速させたのですが、これはとりもなおさず、原住民(First Nations)から、土地を取り上げ、資源を奪い、魚などの交易の手段を制限することを意味し、大きな社会問題を引き起こしてしまいます。
また、労働者を確保するために移民を奨励してきたのですが、ヨーロッパだけではなく中国や日本からも移民が大量にやってきたために、白人居住者は非白人の移民に対し怒りを露わにし、人頭税を導入することで東洋からの移民を制限しました(近年になってもカナダ政府は中国人移民に対して補償を行っています)。
この非白人の移民に対する「怒り」は1887年と1907年に中国人と日本人に対する集団襲撃という形で爆発したそうです。
このような問題にもかかわらず、ブリティッシュ・コロンビアは発展し続け、以前は、毛皮貿易と自給生活の地域であった場所を、林業と農業そして鉱業の街に成長しています。
[世界標準北米英語 = 実践英会話 = World Communities Club]
ブリティッシュ・コロンビアには、先住民文化が色濃く残っています。スタンレー・パークにトーテム・ポールがあったり、バンクーバー・アート・ギャラリーに、先住民に関する絵画が多くあるのもその表れですね。
フォート・セント・ジョンの近くで石器が見つかったことから、現在のブリッティシュ・コロンビアとその周辺には、1万1,500年前には人が住んでいたことがわかっています。旧石器時代と中石器時代の境目のころですね。
よく考えれば、アメリカ大陸は、ヨーロッパ人が探検を始める前は無人であったわけでもなく、石器時代からたくさんの人が住んでいたのです。
そのような事実を反映してのことでしょうか、カナダでは先住民のことを「最初の国民(First Nation)」と呼んだりしています。
この先住民の地も、1770年代のジェームズ・クックや、1790年代のジョージ・バンクーバーの探検により、イギリスの支配地となったわけですが、実際には毛皮貿易会社が仕切っていました。
これらの毛皮貿易会社とは、ノース・ウェスト・カンパニーとハドソンズ・ベイ・カンパニー(北米最古、世界でも最も古い会社のひとつ。ハドソンズ・ベイ・カンパニーは、一時期は世界最大の土地所有者でもあった)ですが、この2社は、互いに激しく競争しすぎ、衝突事件まで起こすようになったため、1821年に合併させられました。
その一方、交易所は次第にコミュニティーを形成し、現在では市になっています。日本人にも馴染みのあるカンループス、ナナイモ、ビクトリア、バンクーバーはそのような市です。
歴史的には、毛皮会社が管理していた、この、ある意味「無法地帯」は、1858年と1862年の2度のゴールドラッシュにより、道路などのインフラ整備が急務になり、財政危機に陥りました。
そこで、時のビクトリア女王が、もともと2つの会社が別々に管理していた地域を統合して、ブリティッシュ・コロンビアと名前を付け、新しいドミニオン(大英帝国時代の自治領)として誕生させたのです。
州都がビクトリアなのもわかりますね。
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ブリティッシュ・コロンビアは、その自然の美しさで有名です。
440万人ほどが住む、ブリティッシュ・コロンビアは、94万平方km以上もの面積があり、フランスとドイツ、オランダを合わせたくらいの広さがあります。日本の面積が約38万平方kmなので、日本が約2個半すっぽり入る大きさですね。
少し意外ですが、州の75%は海抜1,000mを超える山、あるいは、高地で、60%が森林です。何となく海のイメージが強いのですが、さすが、ロッキー山脈を擁しているだけあります。
海岸の近くには、熱帯雨林が茂り、チリやニュー・ジーランド、タスマニア島、ロシア極東部と並ぶ、温帯雨林特有の世界で数少ないエコ・システムがあるようです。
耕地に適した面積は5%ですが、カナダの3大ワイン生産地のひとつ、オカナガン(Okanagan)もブリティッシュ・コロンビアにあります。
ブドウではないですが、テレビなどでは、ブリティッシュ・コロンビアでの、ラズベリーの広大な畑の収穫が放映されることがありますね。作物の収穫なのですが、その光景は、まさに「美しい!」の一言でした。
夏の暑さも40℃を超える地域もあるというのは意外ではないでしょうか?
間違えそうですが、ブリティッシュ・コロンビアの州都はビクトリア(Victoria)です。バンクーバー島にあります。
ブリティッシュ・コロンビアで最も人口が多く有名な町は、もちろん、バンクーバー(Vancouver)ですね。
2008年4月10日現在、ブリティッシュ・コロンビア州に住んでいる、直輸入英会話 World Communities Club の先生は、ヒーディー(Haidee)先生です。
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